車やバイクの上げ下ろしに便利な「ラダーレール」。トラックなどの積載車への積み上げ・積み下ろしが楽になることから、購入を考えている方もいるかと思われます。
しかし、ラダーレールには様々なものがあり、それぞれ特徴が異なるので、運搬する車やバイク、積載車に合ったものを選ぶことが大切です。
本記事では、ラダーレールの主な用途や使い方、選ぶ際のポイントについて解説しています。
ラダーレールについて知りたい方、購入を検討している方には有益な内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ラダーレールとは、車やバイクの上げ下ろしに使用されるレール式のはしごです。
トランポ用ラダーレールやアルミラダーとも呼ばれ、積載車への運搬時にスロープとしての役割を果たします。
車やバイクは非常に重く、手で持ち上げての運搬は困難なケースが少なくありません。しかし、ラダーレールがあれば車体を持ち上げて運ぶ必要がなく、レールに沿って運ぶだけなので、車やバイクでも楽に運搬できます。
最近では様々な車やバイク、積載車に合ったラダーレールが販売されており、非常時に備えて常備している人も増えている傾向にあります。
先ほど説明した通り、ラダーレールは車両の上げ下ろしに使用されますが、主に使用される車両は以下の通りです。
よく使用されるものとしては車やバイクがあげられ、故障時や別の場所への運搬時に、配送車への積み上げ、および積み下ろしを補助する目的で使用されます。
また、建設機械や重機、農機具、車椅子の上げ下ろしにも使用され、建設現場や農作業、福祉の現場などで使用されるケースも少なくありません。
使い方としては積載車の荷台に固定するだけでよく、あとは車両を真っすぐ配置し、レールに沿って移動させるだけです。大きな手間がかからないため、誰でも簡単に使用しやすくなっています。
冒頭でも説明した通り、ラダーレールには様々な種類のものがあるので、選ぶ際には運搬する車両・積載車に合ったものを選ぶことが大切です。
以下では、ラダーレールを選ぶ際のポイントとして、フックのタイプ、形状、仕様の3点をそれぞれ解説します。
安定性を重視する場合には「ツメ式」のラダーレールが最適です。ツメ式はツメを荷台の枠に引っかけられるので、積載車にしっかりと固定されやすく、安定した状態で車両運搬ができます。
ただし、作業中に外れる可能性も否定できないので、使用する際にはタイダウンベルトなどで固定しておくと安心です。
積載車にラダーレールフックがない場合には「ベロ式」が良いでしょう。ベロ式はどんな車種にも対応しているので、ラダーレールフックのない積載車でも使用できます。
ベロ式は段差ができにくく、スムーズに運搬できる点が魅力ですが、安定性に欠けるため、タイダウンベルトなどでしっかりと固定しておくことが大切です。
なお、安定性を重視する場合は、滑り止め加工が施されているとより安心です。
持ち運びやすさを重視するなら「ストレートタイプ」のラダーレールが良いでしょう。ストレートタイプはスロープの形状が一直線になっており、サイズが小さく軽量であることから、快適に持ち運びやすくなっています。
ただし、角度が急なものについては車が底付きする恐れもあるので、その点は注意が必要です。
車の底付きを防ぎたいなら「湾曲タイプ」がおすすめです。湾曲タイプはスロープの形状が緩やかなカーブ状になっているので、車高の低い車でも底付きするリスクを減らせます。
ただし、積載時に高さが出やすいため、積載車の車高が低い場合には注意しましょう。
車両を楽に運搬したいなら「長いタイプ」のラダーレールが適しています。ラダーレールは長さが長いほど傾斜が緩やかになるので、長いタイプの方がスムーズに車両を運搬しやすくなります。
一方、安定性を重視したいなら「幅広タイプ」がおすすめです。レールの幅が広いと重心が安定しやすく、脱輪を防げるので、安全に運搬作業をしやすくなります。
ただし、どちらのタイプもサイズや重量が大きいものが多いので、事前に保管場所を考えておくことが大切です。
車やバイクの上げ下ろしに便利な「ラダーレール」。配送車への車両運搬のほか、建設現場や農作業、福祉の現場でも使用されるなど、運搬用品として多くの用途で使用されています。
最近では数多くのメーカーから様々な種類のものが販売されているので、選ぶ際には運搬車両や積載車に合ったものを選びましょう。
ちなみに、株式会社大同機械ではラダーレールの取り扱いはございませんが、工事現場などで活躍する段差解消スロープ「積み積みスロープ」を取り扱っています。
「積み積みスロープ」は25mmピッチで自由に高さを調整でき、並列使用で総重量5.4tまでの車両に対応できるスロープです。重量についても1パーツあたり約5kgと軽量なので、手運びでも安全に設置でき、移設作業も楽にできます。
積み積みスロープはレンタルも可能なので、詳細をご覧になりたい方は「株式会社大同機械」まで気軽にお問い合わせください!