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墜落制止用器具の種類や特徴を解説!関連製品も紹介

2024.09.04
墜落制止用器具をつけた男女の作業員

高所作業には常に墜落のリスクが伴います。労働者の安全を確保し、事故を未然に防ぐためには、適切な墜落制止用器具(安全帯)の使用が不可欠です。

この記事では、墜落制止用器具の種類や特徴、注意点について解説し、実際の作業現場で役立つ関連製品も紹介します。

高所作業従事者や、労働者の安全を第一に考える必要がある企業や現場管理者が、効果的な墜落制止対策を講じるための参考にしていただければ幸いです。

墜落制止用器具とは?

高所作業を行う際に作業者の墜落を防ぐために使用される器具のことを指します。それらの器具は、作業者が誤って落下するリスクを最小限に抑えるために設計されており、作業中の安全性を確保するために欠かせないものです。

高所での作業には常に危険が伴いますが、適切な墜落制止用器具を使用することで、そのリスクを大幅に減少させることができます。また、安全性の向上と労働災害の防止を目的として、作業によっては使用が義務付けられる場合もあります。墜落制止用器具の適切な使用は、作業者の命を守るために非常に重要です。

墜落制止用器具の種類

墜落制止用器具の種類は「ハーネス型」と「胴ベルト型(1本つり)」に分けることができます。

ハーネス型

ハーネス型をつけた男性作業員の後ろ姿

ハーネス型の墜落制止用器具は、体全体を支えるデザインになっており、胸部、腰部、太もも、肩などにベルトを装着することで、作業者の万が一の墜落時にも安全に支えられるようになっています。

このタイプの器具は、作業者が高所で作業を行う際に必要な自由度と安全性を両立させており、建設現場をはじめ、高所作業を伴う様々な業種で使用されています。

ハーネス型の特徴として、身体全体にかかる負荷を分散させる設計が挙げられます。それにより墜落時の衝撃を軽減し、作業者の安全を確保することができるのです。

また、調整可能なベルトやバックルにより、個々の体型にフィットさせることができ、快適な装着感もあります。

それらの利点から、ハーネス型の墜落制止器具は、高所作業における標準的な安全対策器具として広く採用されています。

胴ベルト型

胴ベルト型をつけた男性作業員の後ろ姿

胴ベルト型の墜落制止器具は、主に作業者の腰に装着する器具で、腰周りをしっかりと固定することで、墜落時の安全を確保します。このタイプの器具は、比較的軽量で簡便な作りになっており、装着や取り外しが容易です。特に短時間の作業や軽作業において重宝されることが多いです。

ベルト部分に調整可能なバックルが付いているため、個々の体型に合わせてしっかりとフィットさせることができます。ベルトにはDリングやフックが装備されており、ロープやランヤードを接続することで、作業者を固定できます。それにより、高所での作業中に作業者が万が一バランスを崩しても、落下を防ぐことができます。

ただし、胴ベルト型は腰部分に荷重が集中するため、墜落時の衝撃が大きい場合、身体への負担も大きい点には注意が必要です。また、高さ6.75mを超える場所については胴ベルト型の使用が禁止されています。そのため、使用環境や作業内容に応じて、ハーネス型と使い分けることが推奨されます。

墜落制止用器具の関連部材・機材

墜落制止用器具の関連部材、機材である「親綱」「ランヤード」について解説します。

親綱

親綱

作業者が墜落するのを防ぐために使用するロープやワイヤーのことです。作業者はその親綱に後述するランヤードを取り付けて作業を行います。

親綱は、作業場所の安全性を確保するためにしっかりと固定する必要があります。固定するためには、強固なアンカーポイントを選び、適切な張力を保ちながら設置します。親綱が適切に設置されていることで、作業者は自由に移動できる範囲が広がり、作業効率を向上させつつ安全を確保することができます。

親綱は、作業環境に応じて適切な素材や設置方法を選択することが重要です。ナイロン製やポリエステル製の親綱は柔軟性があり、使いやすく、耐久性に優れた素材のものもあります。

親綱を適切に選び、使用することで高所作業の安全性を向上させることができるのです。

ランヤード

ランヤード

作業者が装着するハーネスや胴ベルトと、固定されたアンカーポイントや親綱を結びつけるためのロープやストラップのことを指します。通常、ランヤードは高強度の素材で作られており、急な墜落や衝撃に耐えられるように設計されています。

ランヤードの主な役割は、作業者が万が一墜落した場合にその衝撃を緩和し、安全に支えることです。多くのランヤードにはショックアブソーバーが組み込まれており、墜落時に作業者にかかる力を分散して衝撃を軽減します。それにより、作業者の身体にかかるダメージを最小限に抑えることができます。

ランヤードは、作業の種類や環境に応じたさまざまなタイプが存在します。例えば、シングルランヤードは1つのアンカーポイントに接続されるもので、ダブルランヤードは2つのアンカーポイントに同時に接続することができ、より高い安全性を実現します。

また、調整可能なランヤードは、作業者が自身の位置や作業範囲に合わせて長さを調節できるため、柔軟な作業が可能です。

参考:

墜落防止のための安全設備設置の作業標準マニュアル

墜落制止用器具の使用に関する注意点

墜落制止用器具の使用に関する注意点

まず、高所作業において墜落制止用器具を使用する際には、作業者の正しい理解が不可欠です。作業者は器具の正しい使用方法や安全対策について十分に理解した上で作業する必要があります。

また、日常点検も重要です。墜落制止用器具は日々の使用で摩耗や損傷が生じるため、定期的な点検と保守が必要です。使用前には器具の状態を確認し、異常があれば直ちに修理や交換を行うことが大切です。それにより、器具の劣化による事故を未然に防ぐことができます。なお、一度でも墜落を防止した器具や、墜落と同等の衝撃が加わった器具はその後使用することはできません。

さらに、器具の保管にも注意が必要です。直射日光や湿気を避け、清潔で乾燥した場所に保管することで、器具の寿命を延ばすことができます。それらの注意点を守ることで、高所作業における安全性を高め、労働災害の防止に繋げることができます。

仮設用墜落防止装置「安全ブロック」について

仮設用墜落防止装置「安全ブロック」

当社、株式会社大同機械で取り扱う仮設用墜落防止装置「安全ブロック」を紹介します。

高所作業における墜落防止を目的に使用する製品で、建設工事現場、送電鉄塔、造船所、製鉄所などの幅広い作業環境に適しています。

作業者が広範囲に移動する必要がある現場において、その性能を発揮します。

作業者が自由に移動できる範囲を広げられる設計となっており、高所での作業効率を大幅に向上させることができます。

建設現場や工事現場での安全対策を強化するために、ぜひご活用ください。

製品の詳細は以下のページよりご確認いただけます。

仮設用墜落防止装置「安全ブロック」の詳細はこちら

墜落制止用器具をお探しなら

今回の記事では、墜落制止用器具の種類や特徴について詳しく解説しました。墜落制止用器具は高所作業において作業者の安全を確保するために欠かせないものであり、適切な器具の選定と使用が重要です。

紹介した仮設用墜落防制止装置「安全ブロック」は、高所作業での墜落リスクを軽減するために設計されており、広範囲にわたる作業環境でその性能を発揮します。

耐熱性に優れた素材を使用しているため、過酷な作業条件下でも安心して利用でき、作業効率の向上にも寄与しますので、ご興味がございましたらぜひ詳細をご覧ください。

安全対策を万全にし、高所作業のリスクを最小限に抑えるために、ぜひこれらの情報を参考にしてください。

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