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粉塵対策の基本と正しい方法を解説!おすすめ製品も紹介

2024.09.11

粉塵対策の基本と正しい方法を解説!おすすめ製品も紹介

作業環境の安全性の確保や周囲への影響を防ぐために粉塵対策は非常に重要です。工場や建設現場など、粉塵が発生する場所で適切な対策を怠ると健康被害や作業効率の低下を招く可能性があります。

この記事では、粉塵対策の基本と正しい方法について詳しく解説します。また、効果的な対策を実施するために役立つおすすめ製品もご紹介します。粉塵対策を徹底し、安全な作業環境を作りましょう。

粉塵対策の必要性

粉塵とは、微細な固体粒子が空気中に浮遊する状態を指し、主に工場や建設現場、採掘場などで発生します。それらの微粒子は、作業者や周囲の人の健康に深刻な影響を与える可能性があり、長期間にわたって吸入すると呼吸器疾患や肺疾患を引き起こすリスクがあります。

特に、石綿(アスベスト)やシリカなどの有害な物質を含む粉塵は、健康へのリスクが高まります。さらに、粉塵が作業機器や製品に付着すると、作業効率の低下や品質の劣化を招くこともあります。

したがって、粉塵対策を徹底することは、作業者や周囲の人の健康を守り、作業環境の安全性を向上させるために欠かせない取り組みです。

粉塵対策の基本と正しい方法

粉塵対策の基本と正しい方法

ここからは、粉塵対策の基本と正しい方法を「発生を防ぐ」「拡散を防ぐ」「吸入を防ぐ」に分けて解説します。

発生を防ぐ

まず、重要なのはできる限り粉塵の発生を防ぐことです。粉塵の発生を最小限に抑えるためには、作業工程の見直しや設備の改善などが必要です。

また、粉塵の発生源となる機械や装置にカバーやシールドを取り付けることで、粉塵の拡散を防止できます。それにより、作業者が直接粉塵にさらされるリスクを減少させることができます。例えば、粉砕機や研削機など粉塵が大量に発生する機械にカバーを取り付けることで、飛散を抑えることができます。

さらに、湿式作業を導入することで、粉塵が空気中に浮遊するのを抑えることができます。水を使って作業を行うことで、粉塵が飛散せず、地面に落ちるため、空気中の粉塵濃度を効果的に下げることができるのです。湿式作業の具体例としては、湿式ドリルや湿式切断機の使用などが挙げられます。

拡散を防ぐ

作業エリアで発生した粉塵が他の場所に広がらないようにするためには、適切な仕切りやカーテンを設置するのが効果的です。それにより、粉塵が作業エリア外に漏れ出すのを防ぎます。

特に、透明なビニールカーテンや防塵カーテンを使用することで、視界を確保しながらも粉塵の拡散を抑えることができます。

また、集塵機やエアフィルターなどの設備を導入し、作業現場の空気を定期的に浄化することも必要です。それらの設備は、粉塵を効率的に捕集し、空気中の浮遊粉塵を除去する役割を果たします。集塵機には、吸引力が強く、微細な粉塵まで捕捉できるフィルターが搭載されていることが多いです。

さらに、エアシャワーや粘着マットなどを使用して、作業者が粉塵を持ち出さないようにすることも効果的です。エアシャワーは作業者の服や体についた粉塵を吹き飛ばし、粘着マットは作業者の靴底についた粉塵を取り除くことで、作業エリア外への粉塵の持ち出しを防ぎます。

吸入を防ぐ

粉塵対策において、吸入を防ぐことも欠かせません。作業者が粉塵を吸い込まないようにするためには、適切な個人防護具(PPE)の使用が重要です。具体的には、高性能なマスクや呼吸保護具を着用することが推奨されます。それらの保護具は、微細な粉塵を効果的にキャッチし、作業者の呼吸器を守る役割を果たします。

また、作業エリアの換気を徹底することも必要です。適切な換気システムを導入し、定期的に換気することで、空気中の粉塵濃度を低減し、作業環境をクリーンに保つことができます。局所排気装置や全体の換気システムを組み合わせて使用することで、粉塵の発生源から速やかに排出し、作業者が清浄な空気を吸えるようにすることが可能です。

さらに、作業者に対して粉塵対策に関する教育訓練等を行うことも重要です。個人防護具の正しい使用方法や効果的な対策について理解を深めることで、作業者自身が積極的に粉塵吸入を防ぐ行動を取ることができます。

また、定期的な健康診断も欠かせません。作業者の健康状態を常に把握し、早期に異常を発見することで、健康被害を未然に防ぐことができます。それにより、作業者が安心して作業に従事できる環境を提供することができ、長期的なリスクの低減につながります。

【粉塵対策】おすすめ製品

当社、株式会社大同機械で取り扱う粉塵対策におすすめの製品「スライドパネル」「ホコリ飛散防止シート」「STDコレクタ」の3つを紹介します。

スライドパネル

スライドパネル

工事現場での粉塵拡散を防ぐことができるのが仮設間仕切り「スライドパネル」です。伸縮可能で切断せずに設置できるため、工事現場の環境を迅速かつ効率的に整えることができます。

また、石膏ボードのように切断する必要がないため、間仕切り設置時の粉塵が発生しない点も大きな特徴です。

スライドパネルは特に改修工事に適しており、設置から解体までを弊社施工部が一貫して行うため、施工の手間を大幅に軽減できます。また、従来の工法と比較して、設置時間が1/3に短縮される点も大きなメリットです。

さらに、解体時に廃材が出ないため、廃材処分費がかかりません。そのためコスト削減にも寄与します。

スライドパネルの詳細はこちら

ホコリ飛散防止シート

ホコリ飛散防止シート

簡単に設置できて、粉塵の飛散をしっかりと防げるのが、仮設間仕切り「ホコリ飛散防止シート」です。

特許取得済みのホコリ飛散防止シートによる仮囲い工法で、施工は電動工具を必要とせず、作業員2名で行えます。また、解体も迅速に行えるため、移動から再設置までがスムーズで、転用に最適です。

さらに、厚さ0.3㎜の糸入りの防炎認定シート(日本防災試験所 第21-089-12号)を採用しており、高い安全性もあります。シート同士はマジックテープで連結可能で、設置が簡単に行える点も特徴です。それにより、現場の粉塵対策が効果的に実施できますので、作業環境の改善に大いに役立ちます。

ホコリ飛散防止シートの詳細はこちら

STDコレクタ

STDコレクタ

建設現場での様々な粉塵対策に対応する汎用小型集塵機「STDコレクタ」。電気集塵ユニットを採用しており、3つのフィルターの効果で金属アーク溶接等の作業で発生するヒュームから、はつり作業で発生する粉塵、微粒子まで幅広く対応可能です。

高性能プレフィルタは、5ミクロンの塵を99%以上捕集する能力があり、蛇腹構造と気流安定板の相乗効果でフィルタ表面に粉塵が堆積する過酷な環境下でも集塵能力の低下を抑えるのが特徴です。

PM2.5はもちろん、従来の汎用集塵機では捕集できなかった0.3ミクロンの塵も90%以上捕集し、ヒュームコレクターとしての役割も果たします。

さらに、低騒音型汎用ファンの採用と風量・気流の最適化により、運転音を従来型集塵機と同等またはそれ以下に抑えます。優れた可搬性も特徴で、総重量の約4割を占めるファンユニットを脱着できる構造により、二人で持ち運びが可能です。直径100mmの大径キャスターにより、仮設の配線等の障害物も容易に乗り越えられます。

STDコレクタの詳細はこちら

粉塵対策を検討しているなら

粉塵対策は、作業環境の安全性と労働者や周囲の人の健康を守るために非常に重要です。粉塵の発生を防ぎ、拡散を抑え、吸入を防ぐためには、適切な対策が必要です。

粉塵対策におすすめの製品として、仮設間仕切りスライドパネル、ホコリ飛散防止シート、汎用小型集塵機STDコレクタがあります。

それらの製品を活用して粉塵対策を徹底することで、作業環境の安全と健康を守ることができますので、ご興味がございましたらぜひ詳細をご覧ください。

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