建設業における夏場の悩みごとの1つが熱中症対策です。建設現場は一般的な場所に比べると熱中症リスクが高い場所であるにも関わらず、根本的な対策が難しい場所でもあります。今回は、建設現場での熱中症対策を考えている方に向けて、おすすめの対策について解説していきます。
建設業における熱中症対策の重要性
建設業における熱中症対策の重要性は年々増しています。夏場の気温が年々上昇していることも影響していますが、それ以上に従業員への安全配慮に対する意識が高まっているからです。企業コンプライアンスに対する外部の目が厳しくなる中で安全配慮が重要になっていることに加えて、職人を適切に確保するという観点からも安全配慮は欠かせないものとなっているのです。
さらに建設業では、職場環境自体が熱中症リスクの高い環境にあります。熱中症リスクを決める代表的な要因として挙げられるのが、気温、湿度、作業強度の3つです。
建設現場は炎天下にさらされることが多く、必然的に現場の気温は高くなります。特に日の当たる場所や、熱がこもりやすい構造になっている場所では通常の屋外環境よりも厳しい環境になることが当たり前です。
さらに、湿度の高さは気温以上に熱中症リスクを高める要因となっています。環境省によると、気温は熱中症リスクに占める割合が10%であるのに対して、湿度は70%であるとしています。
加えて、建設現場では作業強度が高いことも熱中症リスクを高める要因になっています。たとえば安静時だと気温が30℃を超えていても熱中症リスクは高くなりませんが、作業をしている状態だと30℃程度でも熱中症リスクが高くなってしまうのです。
建設業での熱中症対策
国土交通省がまとめている「
建設現場における熱中症対策事例集」によると、建設業での熱中症予防対策として、以下3つの観点が挙げられます。
作業管理
作業管理の方法として推奨されていることが、「作業時間の短縮」「水分・塩分の摂取」「通気性の良い服装」です。
「作業時間の短縮」では、作業時間を減らして休憩時間を増やすことに加えて、熱中症リスクが厳重警戒レベルになったときの業務の停止、出勤時刻の前倒し(早出・早帰り)、熱順化への期間(熱に対する慣らし期間)が短い人への配慮などが挙げられています。
「水分・塩分の摂取」では、自覚症状の有無にかかわらず、作業前後の水分の摂取及び作業中の定期的な接種を指導することとしています。
「通気性の良い服装」では、熱を吸収しやすい服装は避け、透湿性及び通気性の良い服装を着用することが望ましいとしています。
健康管理
健康管理の方法として推奨されていることが、「作業中の巡視」「チェックシートの活用」です。
「作業中の巡視」では、定期的な水分及び塩分の摂取に係る確認を行うこと、熱中症の発生の恐れのある気象条件時には、巡視を頻繁に行うことなどが挙げられています。
「チェックシートの活用」では、労働者が自らの体調をチェックするためのシート記入が挙げられています。
作業環境管理
作業環境管理として推奨されていることが、「気象情報の入手」「暑さ指数(WBGT値)の計測と周知 」「暑さ指数(WBGT値)の低減」「休憩場所の整備」などです。
「気象情報の入手」では、熱中症リスクの高まる6月から9月における気象情報を積極的に入手することが挙げられています。
「暑さ指数(WBGT値)の計測と周知 」では、熱中症リスクを示す重要指数である暑さ指数(WBGT値)を計測器を使って適切に把握することが挙げられています。
「暑さ指数(WBGT値)の低減」では、大型扇風機やドライミスト、遮光ネットなどを活用することが挙げられています。
「休憩場所の整備」では、単に休憩場所を設けることだけでなく、冷房やシャワー設備、冷蔵庫や製氷機などの設置が挙げられています。
建設業での熱中症対策にスポットクーラーがおすすめ
作業環境管理の中で重要視されている暑さ指数(WBGT値)の改善には、気温と湿度の両方を適切にコントロールすることが有効です。そのために最適なのはエアコンです。
「休憩所ならともかく、屋外だとエアコン設置は難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、実は屋外でも手軽に設置できるエアコンがあります。それが株式会社大同機械が開発・製造している「
冷暖砲白サイくん」です。
「冷暖砲白サイくん」の特長は、以下4つです。
- 業界最大10馬力が生み出す大風量
- 建設現場での運搬がスムーズ
- 安心の自動排水装置
- 設置工事が不要
「冷暖砲白サイくん」は業界最大10馬力の能力を持つスポットクーラーで、最大130m3/minの風を放出可能です。1m/sの風を20m先まで届けられ、1台で対応できる広さはたたみ60畳分、約200m2です。広い建設現場でも従来品よりも少ない台数で効率的に冷やせます。
さらに、搬入や搬出がスムーズな構造になっています。本体はスリムな設計なので奥行きのないロングスパンエレベータでも搬入可能で、室内機・室外機一体型でキャスター付なので、移動もラクラクです。室内機と室外機を分離可能なので、乗用エレベータからの搬出も可能です。
「冷暖砲白サイくん」には自動排水装置がついています。ドレンパンの水量を水位センサでモニタリングし、溜まった水をポンプで自動排水するので、床が濡れる心配はありません。ポンプによって20m先まで排水可能です。万が一水があふれそうになった場合でも、エアコン本体を緊急停止させるので安心です。
三相200V(30A)コンセントに繋ぐだけなので、面倒な設置工事も不要です。移設も簡単なので、超強力エアコンでありながら手軽に使えるところも大きな魅力です。
冷房としてだけでなく、暖房としても使えるので、冬場の環境改善ニーズがある建設現場にも最適です。
「冷暖砲白サイくん」の特設サイトはこちら
建設業での熱中症対策は万全に
熱中症リスクが年々高まる建設現場において、最適な対策となるのが手軽に設置可能で効果が高いのがスポットクーラーです。「冷暖砲白サイくん」は、建設現場でも多数の導入実績があるので、建設現場のスポットクーラーとして特におすすめです。建設現場で効果的な熱中症対策をしたいという方は、ぜひ株式会社大同機械までご連絡ください。
大同機械へのお問い合わせはこちら