2024年の夏が間もなく到来しますが、昨年に続き猛暑が予想されています。日本各地で気温が上昇し続ける中、現場、作業場での猛暑対策がこれまで以上に重要になっています。
今回は、個人や職場でできる猛暑対策と、猛暑対策にうってつけのおすすめ製品について解説していきます。
2024年の猛暑対策の必要性
日本の夏は年々暑さが厳しくなっていて、職場においても猛暑対策は重要な管理事項の一つとなっています。2023年は夏の平均気温が平年を1.76度上回り、観測史上最も暑い夏となりました。
2024年も引き続き厳しい夏になると予想されており、気象庁の発表によると「地球温暖化に加え、南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象の影響で、全国的に気温が高くなり、猛暑日が増える」とされていて、「4月ごろから暑くなる可能性があり、十分な熱中症対策をしてほしい」とアナウンスされています。
出典:
24年の夏も全国的に猛暑 気象庁「熱中症対策を」
職場の安全管理を徹底する上で、2024年は例年以上の猛暑対策を早い段階から考えておく必要があるでしょう。
現場・作業場での猛暑対策
現場・作業場での猛暑対策を個人ができる対策と、現場・作業場全体の対策に分けて解説していきます。
個人ができる対策
個人ができる対策として、以下3つが挙げられます。
- 服装:透湿性と通気性のよい服装を選ぶことで、有効な暑さ対策になります。たとえばメッシュ素材の服を選ぶと透湿性・通気性を確保できるのでよいでしょう。このような服を選ぶことで体の熱が体外に放熱されるので、熱中症リスクを下げる効果を期待できます。
- 水分・塩分補給:水分や塩分を適切に補給することも暑さ対策として有効です。厚生労働省によると、熱中症リスクの目安となるWBGTが基準値を超えている環境では、少なくとも0.1~0.2%の食塩水か、ナトリウムが100㎖あたり40~80mg含まれたスポーツドリンクなどを20~30分ごとにカップ1~2杯程度飲むことを推奨しています。
(出典:「職場における熱中症予防対策マニュアル」厚生労働省)
- 定期的な休憩:定期的な休憩も暑さ対策として有効です。適宜休憩をとることで作業による発汗をおさえられるので、体内の水分が失われる状態を回避できます。特にWBGT値が高い環境では、休憩をこまめにとることで熱中症のリスクを軽減できます。
現場・作業場全体の対策
現場・作業場全体の対策として、以下3つが挙げられます。
- 適切な作業管理:休憩時間を適切に確保する、高温多湿の場所での作業を避ける、身体作業強度の高い作業が連続しないようにするなど、適切な作業管理をすることは暑さ対策として重要です。また、気温や湿度が急激に上昇する季節では暑熱順化という考え方も重要です。暑熱順化とは、計画的に作業者を熱に順化させて熱中症のリスクを軽減することです。
- 適切な健康管理:従業員の健康状態を把握して、必要に応じて作業場所を変更することも重要です。特に糖尿病や高血圧症など、熱中症リスクの高くなる疾病を抱えている作業者に対しては、産業医などの意見を元に特別な配慮が必要になることもあります。また、睡眠不足、体調不良も熱中症リスクを高めるので、労働者の健康状態には常に気を配っておく必要があるでしょう。
- 冷房機器の利用:冷房機器の導入は、暑さ対策として高い効果を期待できます。熱中症のリスクは温度だけでなく湿度による影響も大きいことが知られていますが、エアコンのような冷房機器なら温度も湿度も両方管理できる点も大きなメリットです。
猛暑対策におすすめのスポットエアコン
猛暑対策におすすめの冷房機器となるのがスポットエアコンです。スポットエアコンは部屋全体を満遍なく冷やすタイプのエアコンではなく、作業場をピンポイントで狙って冷やせるので、効果・効率の点で優れた解決策といえるのです。スポットエアコンなら、屋外のような開けた場所でも人がいるところだけを冷却できるメリットがあります。ここでは、大同機械が取り扱う2つのスポットエアコンをご紹介します。
業務用スポットエアコン「冷暖砲白サイくん」
「冷暖砲白サイくん」は、ピンポイントで大風量を送れる業務用スポットエアコンです。
特徴
「
冷暖砲白サイくん」には、以下の特徴があります。
20m先まで届く大風量:最大130m2/minの風を放出可能で、1m/sの風を20m先まで届けられるので、広い厩舎であっても効率的に冷やせます。一般的なエアコンに比べて少ない台数で対応できるので、設置にかかる初期費用やランニングコストを削減可能です。
取付・設置が簡単:本体がコンパクトで手軽に移動できるので、一般的なエアコンのように取付の手間がかかりません。また、電気も三相200V(30A)のコンセントに接続するだけでよいので、超強力エアコンでありながら通常のスポットクーラーのように気軽に使えます。
製品詳細
型式 |
標準型 |
回転型 |
室内機型式 |
SU-E280 |
室外機型式 |
DSAC-SU280 |
寸法(㎜) |
室内機 |
W1690×D780×H1890 |
W1698×D784×H1890(使用時)
W1482×D784×H1890(収納時) |
室外機 |
W1230×D793×H1890 |
W1230×D793×H1890 |
自重(kg) |
426(室内機:186 / 室外機240) |
438(室内機:198 / 室外機240) |
電源(V) |
三相200( 50Hz/60Hz) |
電源コード長さ |
10m |
冷媒 |
R32 |
定格最大能力(kW) |
冷房 |
28.0 |
暖房 |
32.3 |
定格消費電力(kW) |
冷房 |
8.24 |
暖房 |
7.29 |
最大運転電流(A) |
43.2 50A漏電ブレーカー付 |
使用温度範囲(℃) |
冷房 |
湿球温度:15〜23 |
暖房 |
乾球温度:17〜28 |
コンセント形状 |
30A引っ掛け |
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強力スポットエアコン「スポットバズーカ」
「スポットバズーカ」は、バズーカ級の「爽快爆風」を生み出すスポットエアコンです。
特徴
「
スポットバズーカ」には、以下の特徴があります。
狙ったところに爆風が届く:吹出口から8m/s、体感温度14度の直進性のある爆風を遠くまで届けます。狙った空間だけを効率よく冷却可能です。
操作が簡単:操作性の高いボリュームコントローラーによって、風量を無段階に制御できます。
室外機一体型で設置も簡単:設置の自由度が高い室外機一体型であることに加えて、三相200Vコンセントがあれば動作できるので、設置がラクラクです。
ダクト接続で効率冷却が可能:ダクトを接続すれば温風を外に排出できるので、吐き出される冷風を使って効率的に空間を冷やせます。
製品詳細
電源 |
三相200V 50Hz / 60Hz |
能力(kw) |
暖房定格 |
11.2(5.0~18.2) |
冷房定格 |
10.0(5.5~16.4) |
消費電力(kw) |
暖房定格 |
2.2 |
冷房定格 |
2.01 |
最大運転電流(A) |
18.7 |
風量(m3/min) |
強83、定格57 |
外形寸法(mm) |
W1330×L1310×H1810 |
自重(kg) |
270 |
ケーブル長(m) |
4 |
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2024年も猛暑対策が重要
2024年の夏も厳しい猛暑が予想される中、職場や作業場における熱中症対策の重要性は、ますます高まっています。このような状況で活躍するのが、大同機械が取り扱うスポットエアコン「冷暖砲白サイくん」と「スポットバズーカ」です。
これらのスポットエアコンは、効率的かつ効果的な冷却によって、職場の安全性と快適性の向上に大きく貢献でき、夏の厳しい暑さに立ち向かう強力な味方となるでしょう。夏に向けた猛暑対策を検討したいという方は、ぜひ「
株式会社大同機械」までお早めにご連絡ください。
また、大同機械は東京ビッグサイトで開催される2024年の猛暑対策展にも出展しています。詳しくは
猛暑対策展のページをご覧ください。